売却側企業：株式会社キャンサースキャン

• データヘルス市場におけるリーディングカンパニーであり、国民健康保険組合（国保）向けの特定健診受診率向上のためのマーケティングの企画・提案・実行が主力事業。マーケティングの専門性を活かした行動変容ノウハウが強みの源泉であり、特定健診受診率向上において優れた実績を保有
• 国保市場において圧倒的な市場シェアを有しており、わずか9年で約1,700自治体のうち700を超える自治体と強固な関係性を構築。自治体との信頼関係から自治体における健診・レセプトデータを集積し、これらのヘルスデータを社会・生活者に還元することで健康寿命の延伸に資する取り組みを推進
• キャンサースキャンの2023年5月期の売上高は42億円、営業利益は7億円

買収側企業：株式会社JMDC

• 健康保険組合（健保）を通じた健診データの活用により予防・未病といった健康維持増進への取り組みを行う、東証プライム上場（TSE:4483）のヘルスビッグデータ企業

本件の意義

• 国保・健保市場のそれぞれで強固な顧客基盤を有するキャンサースキャンとJMDCが協業し、キャンサースキャンの強みである行動変容ノウハウを応用し開発した生活習慣病治療プログラム等のソリューションを、JMDCの顧客基盤である健保に拡大展開。両社が医療費の増大等の社会課題に対しデータとICTの力で解決に取り組むことで、持続可能なヘルスケアシステムの実現を目指す
• 加えて、両社のヘルスデータ基盤を掛け合わせた、他社を凌駕するデータベースを構築することで、社会・生活者へのより質の高いサービス提供を可能にし、健康寿命の延伸や医療費の削減に資する取り組みを強化

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